この週末、ウミガメの赤ちゃんの放流体験に家族で参加してきました。
あいにくの雨模様でしたが、ウミガメが海をめざすにはいい天候らしいです。
ふ化したばかりのウミガメは5~6㎝くらいの大きさで、そっと甲羅を掴むと前後の足を元気に動かしていました。
インストラクターの指示のとおりウミガメを砂浜におろすと、彼らは脇目も振らずに海を目指して力強く進みはじめました。
寄せる波に何度も砂浜へ押し返され、それでも再び海に向かって歩き続ける小さな子ガメたち。
そんなことを何度も繰り返しながらやがてその姿が海に消えていったとき、ジーンとこみあげてくるものがありました。
産卵のためにこの砂浜へ帰ってくるのは20年後だそうです。
それまで無事に生き抜いてくれたら、と願わずにはいられませんでした。
自分にも、わが子にも、これから何度となく困難が訪れることでしょう。
そのたびに立ち向かうことの尊さを、ウミガメの赤ちゃんが教えてくれました。