当日のアンケートを集計してみると、「文書やデータの管理において、検討されていることはありますか」という設問で、「マイクロフィルム」が一位を占めました。
昨今のデジタルデータの漏洩事故や長期保存に対する不安の表れかもしれません。
また、紙媒体の酸性紙劣化やインクの退色等が深刻な状況を迎えているのを目にする機会が増えてきていることも要因であるかもしれません。
確かに全盛期に比してマイクロフィルムの需要は減少傾向をたどっていますが、今なおその保存性(適正な環境下で500年の期待寿命)とアナログ媒体ならではの安心感(レンズで拡大すれば読むことができる)が見直されてきているようです。
100年、200年後の未来に、確実に情報を残すために・・・
もう一度マイクロフィルムの可能性を探ってもよいのではないでしょうか。