2012年10月29日

記録を残すということ2

 何百年も前の古文書が残っていたり、さらには何千年も前の壁画が残っていたりするのを見ると単純にすごいと思います。

 現在の我々の情報は、どのような形で残っていくのでしょうか。
 日々使っているデジタルの情報は、媒体も様々で、今ではもう閲覧するのに困難を要するメディアも多くあります。
 デジタルメディアの変遷は、技術革新の証であることは間違いなく、私たちの仕事や生活に大きな利便性をもたらしてくれたのは言うまでもないことですが、はたして百年後に、それらの情報を見ることができるかどうかを考える時、紙やマイクロフィルムなどの機材環境に頼らず、長期保存が可能なアナログメディアにできることはまだ残されているのではと感じます。

 そこで、デジタルの検索性や使い勝手の良さと、アナログの長期保存性を見た場合に、お互いの特長を生かしつつ、欠点を補完するデジタルとアナログのハイブリッド(融合)が求められます。

 活用はデジタル、保存はアナログという考え方です。