2011年12月5日

絵図を見るには

 2メートル四方以上の大きな絵図、5m以上の巻物。
文化財に関わる業務をしているとそのような資料に出会う事があります。

 この中でも、公図の原型ともいえる明治期に作成された
「地引絵図」などは、現在でもしばしば閲覧の機会があるそうです。

 もちろん貴重な歴史資料でもありますので、その取扱いには十分気をつける必要がありますが、
・広げたり、たたんだりを繰り返すうちに折り目から破損してしまう
・そもそも広げられるスペースがない
・広げられても上を歩くわけにいかず、中央付近の字が読めない
などその閲覧には苦労するところです。

 そこで、デジタル化してパソコンの画面で閲覧する方法が有効です。
利用に便利なだけでなく、原本は保存に徹することができるので、資料保存の観点からも有効と言えます。

参考:当社ホームページ 大絵図デジタル画像作成
http://kantoinfo.net/business/03.html